東京都墨田区 石宏製作所 石宏はさみ

1970年創業のはさみ製作所。医療用のはさみ制作の技術を通して、二代目である石田明雄さんにその職人技術をご紹介していただきました。

すみだモダン認証の「裁ち鋏」から「職人が大切な人に贈ったはさみ」など、貴重な制作過程を工房で見せていただきました。

すみだモダン認証
職人が大切な人に贈ったはさみ

石田さんが「いつも支えてくれている奥様への感謝を伝えたい」と作ったのがこのはさみ

この携帯用のはさみは、小さな手にすんなりとおさまり、細かい作業や糸切りもできます。

医療用ハサミを作り続けてきた技術をつめこんだ、なめらかな動きと抜群の切れ味です。

力を入れずに刃をスーっと滑らすように持ち手を動かすだけで切れてしまいます。

嬉しいのがビニールなどの薄い素材が切りやすいこと「毎日の家事のちょっとした仕事に役立つように」という職人のおもいが伝わります。

職人が大切な奥様のために送ったハサミ「みんなにも使ってほしい!」という声を受けて商品になりました。

職人が丹精込めて作ったはさみ

無駄がそぎ落とされたはさみのデザインには機能美があり、一度使うと手放せなくなる一品です。 はさみは全て手作業で仕上げています。

はさみは2枚の刃が重なってものを切る道具ですが、ものに刃が入る角度が、その切れ味を左右します。

良いはさみには、刃の「反り」と「ひねり」が重要です。

刃同士が上手く噛みあうためには、刃に反りを入れ、刃同士にごくわずかな隙間を作ることで、スムーズにはさみが動き、切れ味を高めます。

また、微妙に刃にひねりを加えることも重要です。

ひねりによって、切る時の刃の角度が決まるので、良いはさみの特徴である刃同士が密着していくような感触は、ひねりによって生まれます。

2枚の刃がなめらかに動くには、この反りとひねりを、職人の経験により調整する技術が必要なのです。

職人の技術の結晶をお手元に、一生モノのはさみです。

すみだモダンとは

墨田区の地域ブランディング事業として2009年にスタートした「すみだ地域ブランド戦略」の中心となった「すみだモダン」ブランド認証事業のこと。

「ものづくりのまち、すみだ」を国内外に印象づける重要な取り組みを推進しています。

http://sumida-brand.jp/special-issue/

手作りはさみ専門
石宏製作所

洗練されたおしゃれな化粧箱に入ってます。

繊細な操作を要求される医療用はさみや手術はさみは、職人が1点1点手作業で丁寧に作ります。

東京の小さな工房で医療用はさみや手術用はさみを製造している「石宏製作所」を、紹介させていただきました。

石田さん、ありがとうございました。

【左2点】すみだモダン認証の「職人が大切な人に贈ったはさみ」は左の2点です。

「直」と「反」の違いは、ハサミの先が、「真っ直ぐ」か「反っているか」の違いになります。

すみだモダン ステンレス製 携帯用ハサミ

すみだモダン ステンレス製 糸切りハサミ

【右1点】すみだモダン認証の「裁ち鋏」は、右の商品です。

すみだモダン ステンレス製 裁ちハサミ

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