江戸時代の後期に生まれたガラス器
江戸切子とは
ビードロ屋を営む加賀屋久兵衛らが、海外から持込まれたガラス製品に、切子細工を施したのが「江戸切子」のはじまりといわれています。
江戸切子の魅力
切子とはガラスの装飾・加工の技法や、その技法によって作られた製品を意味します。
細い線で反射効果を持たせたり、曇りガラス上にして和らげたり。
また、江戸切子と名乗る製品は「ガラス」「手作業でつくる」「回転道具を使用する」「江東区を中心とした関東一円で生産」の4つ条件を満たす必要があります。
江戸切子の特徴はガラスの研磨やカットする技法にあり、この技法から繊細で美しい、他に見ない唯一無二のデザインが生まれます。
大場硝子、清水硝子の江戸切子をご紹介します。
江戸切子セレクション
大場硝子
酒器「光る宙」シリーズ
職人技が光る芸術
伝統工芸士:大場和十志が日常生活の中で、ついつい手に取って使ってしまう、そんな江戸切子を目指して製作。
昔ながらの幾何学文様のみならず、現代の四季や風物の表現を取り入れた、懐かしくも新しい芸術品は、他の江戸切子にもない唯一無二の輝きを放つ。
職人の技術が結集した逸品を日常の晩酌を是非堪能してみてください。
雄大な景色と繊細な技術
清水硝子
江戸切子をつくる清水硝子は大正12(1923)年創業で、江戸切子工房の中でも長い経歴となる戦前に創業した1社です。
初代・清水直次郎が作り上げた技と物づくりへの思いを今日の職人たちが受け継いでいます。