津軽びいどろ工房

古来より受け継がれた宙吹きの技法による、
手作りならではの柔らかな形色合わせの美しさを持つ「津軽びいどろ工房」。
厳しくも美しい自然の景色を彩った作品は、津軽豊かな四季の情景を表現しています。

その中から、心に残る美しい瞬間をガラスに閉じ込めた『盃12ヶ月コレクション』をご紹介いたします。
毎日使いたくなるあなただけ特別酒器を見つけてみませんか。

【盃12ヶ月コレクション】シリーズ

一つひとつの暦をイメージした、個性豊かな

お誕生月のを選んだり、
容量や口径サイズ、形にもいくつか種類があるので
気に入ったデザインをいくつか揃えてみても素敵です。

名前の意味や、
なぜこのデザインになったのか、
知るとより惹かれ、集めたくなる。
ただ美しいだけではない、津軽びいどろの魅力
是非ご覧いただきたいシリーズです。

お気に入り日本酒グラスを集めて
おくつろぎの時間を、もっと愉しみませんか。

形状別に見る▼

暦ごとに見る▼

1月 雪見

『静寂のなか、しんしんと雪が降る』

冬は深い雪に覆われる青森。
厳しい冬で発生する氷結を表しています。
ひんやりとした雪の冷たさが伝わる作品。

この季節ならではの「しぼりたて」や「初しぼり」など、
よく冷やしたお酒を注いで、じっくり味わってみては。

2月 春時雨

『春の訪れを感じるころに降る、光る雨の雫』

急に降り出してはすぐに止む、一時的な雨。
そんな花の芽吹きと、春の時雨空の情景を写しました。

可愛らしい色合いは、日本酒だけでなく、「ワイン」や「果実酒」など、
のんびりと味わうお酒を入れてみるのもいいですね。

3月 春雷

『春を告げる雷鳴、稲妻が走る空』

荒々しくも美しい、命の目覚め。
クリアなガラス粒の上から、青いガラスを網のようにかけ
“春の雷”を表現しています。

稲妻のような、ひとすじスッとキレがある冷酒など合わせ、
お酒を愉しむひとときを、より趣深いものに。

4月 花見

『春に咲く、色鮮やかな花々』

花びらに見立てた赤いガラスが、うららかな春の陽気を思わせ、
口元に巻かれた金箔は、少し贅沢な気持ちに。

フルーティーで爽やかな味わいの春限定の日本酒「春酒」など注いで、
季節を愉しんでみてください。

5月 新緑

『初夏の若葉のみずみずしさ、青々とした木々』

淡い緑色のガラスで“初夏の新緑の芽吹き”を表現。
生命の息吹を感じさせる独創的な作品。

陽光うららかな季節に、軽快で明るさを感じられる「春酒」など注ぐのに、
ぴったりの器ではないでしょうか。

6月 梅雨晴

『梅雨の最中に、ふと晴天がのぞく』

梅雨晴れとは、梅雨の時期に見られる晴れ間。
梅雨空から、澄み渡る空へ変わってゆく晴れた日を表現。

ジトジトと蒸し暑い日の晩酌に、
キリッと冷やした清涼感あふれる日本酒を注いだ
涼しげな器はいかがでしょう。
気分も晴れやかになれそうです。

7月 夏の雲

『空から降り注ぐ雨、色づき成長する夏木立』

夏の雲から降り注ぐ雨によって、
色づき成長する夏の青々と茂る木々を、2色の双葉で表現。

よく冷えた爽快感のある「夏酒」など注いで、
夏ならではの、爽やかな時間をお愉しみください。

8月 天の川

『夏の夜空に光輝く天河、その神秘的な空』

天の川の正体は渦巻く銀河の姿なのだとか。
夜空の色彩を、黒や青の色ガラスを捻りあわせ、
満点の星を金箔で表現。

暑い夏、キリッと冷えた冷酒で乾杯しませんか。

9月 月見

『十五夜に照らされ、舞い踊る秋の穂』

アンバーとグリーンの色ガラスを掛け合わせ、
秋に向かう自然の風景を表現。
満月のような丸みの愛らしい作品。

ぜひ十五夜には、お気に入りの日本酒とこだわりの盃で、
月を眺めながら贅沢な時間を過ごしてみては。

10月 秋の空

『秋の暮、空高く流れる鱗雲』

澄み渡る 秋の茜空をアンバーのガラス、
夕焼け色に染まる鱗(うろこ)雲を、
白や茶のガラスの色粒を散りばめて表現しています。

秋の風物詩「ひやおろし」や「秋あがり」など、
秋にしか味わえないお酒を、秋の風景を写した盃で味わってみませんか。

11月 初冬

『蕾が開く椿に、初雪が舞う冬の始まり』

寒椿を連想させる美しい赤の色ガラス。
ところどころ散らした金箔は、花々の華やかさを表現。

暦や名前にちなんで、冬にしか味わえない「しぼりたて」など、
新鮮な香りと味わいの日本酒を、冬の風情を感じる器で愉しみませんか。

12月 冬銀河

『冬の夜空にかかる、天の川』

一面の雪景色を、乳白色のガラス、
陽の光に反射してきらきらと舞う細氷を、金箔で表現した作品です。
高級感のある雰囲気に、いつもより少しだけ贅沢な気分。

クリスマスや新年のお祝いなどにもぴったりなデザインなので、
とっておきのお酒と器で、特別な時間をお過ごしください。

津軽びいどろ
四季を感じるハンドメイドガラス

―日本の色は何色ですか?

春の桜、夏の祭り、秋の紅葉、冬の雪景色。
日本の豊かな四季彩色をガラスに入れてお届けしたい。
幾千ものこだわりの色合いはそんな想いから作りだされています。

「津軽びいどろ」は、坩堝の中の真っ赤にとけた1500度の灼熱な世界から始まります。
吹き竿で巻き取られたガラスは、津軽の職人たちの巧みな技術と技法によって、手づくりならではの柔らかな形にひとつひとつ仕上がっていきます。

日本ならではの四季の色にこだわり、色を様々に組み合わせる事で、移りゆく情景のように、無限の表情を見せる「津軽びいどろ」。

色とりどりの魅力あふれる「津軽びいどろ」が楽しい食事のひと時や、くつろぎの時間に、そっと寄り添えますように。